涼宮ハルヒの覚書

涼宮ハルヒシリーズの小説・アニメ・その他関連することに関する覚書(メモ)です。

『ハルヒかわいい』のミハル(柳本光晴)さん、マンガ大賞2017大賞に輝く(ハルヒからプロになった人特集)。 #haruhi

natalie.mu

 

今日は、今年のマンガ大賞2017の対象に選出された柳本光晴さんという方が、知る人ぞ知るハルヒ同人シリーズ『ハルヒかわいい』(サークルTTT)の作者のミハルさんです、という話です。

 

この方、元々2006年くらいにハルヒ長門の同人で漫画家スタートし、その後オリジナル同人、ビッグコミックスピリッツでプロ化、現在に至る、という経緯の方です。

元が同人の方なので、サークルのページも未だにあります。というか今でも更新中です。「サークルTTT」といえば、結構前からハルヒのファンだった方にはお馴染みかもですね。

 

ttt98.jugem.jp

 

最近もちょろっとハルヒ同人の頃のことに触れておいででした。以下、2017年2月12日の日記(http://ttt98.jugem.jp/?eid=1943)です。

ハッキリ言いますが、僕は漫画家の友達一人もいません。これは同人の頃からで。いや、同人の頃は、ハルヒの頃から少しできたけど、商業に行ったらなんか自然消滅っていうか・・・。

 

なので、僕にとっては、いまだに漫画家さんてなんか本で名前がでてる人っていうか、実在してるかどうかあやふやな存在というか。

いや、お会いしたりはしてるんですが。まあ小学館の忘年会のみでの出会いですが。

 

 

でも、そんな僕が、有名作家さん相手に、与える側に…。

 

同人活動当時のニュースもいくつか残っています。

www.akibablog.net

blog.livedoor.jp

 

というか、うちにも本がまだありました。他の巻ももっと探せば出てくるかも。

f:id:ishijimaeiwa:20170330121913j:plain

この方のハルヒかわいいんだよなあ。一方キョンは朴念仁が極まったナチュラルボーンドSでハルヒを泣かせるのでちょっと苦手だった…みくるちゃんに「死ねばいいんじゃないですか?」みたいに言われてスッとした(経緯はぜひ本でご確認ください)。

なお、中央の本はぶった切ったのではなく、こういう2冊セットなのです。

 

ファン活動から漫画執筆スタートして10余年、ついに大賞を受賞って、本当に素晴らしいことです。

ミハル(柳本光晴)さん、マンガ大賞2017大賞受賞、おめでとうございます!

 

 

ところで、ハルヒの影響でプロに、といえば、同じくハルヒ同人を経てプロになったけいおん!』のかきふらい先生、『涼宮ハルヒの激奏』に衝撃を受けて声優を目指すことになった芹澤優さんハルヒの影響がきっかけでプロのブレイクダンサーになったリアルアキバボーイズ(R.A.B)の涼宮あつきさんなど、他にもたくさんいらっしゃいます(なお、涼宮あつきさんは当時『ハルヒかわいい』シリーズを愛読されていたそうですw)。

 

2chmokomokocat.blog72.fc2.com

nizista.com

www.youtube.com

 

ハルヒアニメ化から11年、これからもハルヒに影響を受けてプロになる方がどんどん出てくることを思うと、なんだかいろいろ楽しみですね!

 

個人的に上記のようなハルヒ好きを公言されている方々*1は、プロでもアマチュアでも同人でも積極的に応援していこうと思っています!(←チョロい)

 

 

□過去の記事

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*1:厳密にはかきふらい先生は公言してたかどうかちょっと分かりませんが、同人誌をシリーズで出してたくらいだからきっとハルヒがお好きなんでしょう。

Netflixでハルヒを見たけど、アニメ視聴にはクソ仕様だった。 ※201703282310追記 #haruhi

※201703282310 自動再生設定について追記しました。

こんな情報を得て、これまで敬遠していたNetflixとやらでハルヒを見てみました。幸いなことに1か月無料トライアルできるので、さくっと視聴です。

 

f:id:ishijimaeiwa:20170328200431j:plain

 

件のエンディングですが、Netflixでは各回のエンディングに入った途端、上記画像のように本編映像が左上に小窓になって、中央に番組共通のイメージが、右下に次のエピソードが表示されます。

で、「次のエピソード再生まで〇秒」という表示がカウントダウンされるのですが、これがハレ晴レユカイだとなんと"の果てまで ブ"の辺りで次のエピソードに強制遷移されるのです!!(一応、左上の小窓をクリックすることでキャンセルできます)

 

※201703282310 追記 

自動で遷移しないように設定できることを教えていただきました。キノガさん、ありがとう!

アカウント情報>再生設定>自動再生「次のエピソードを自動敵に再生する」のチェックを外すことで、自動再生を止められます。

ただし、上図の通りエンディング映像が小窓になってしまうのは止められません。

 

 

なお、せっかくなのでAmazonビデオの方でも同じように試してみました。

f:id:ishijimaeiwa:20170328204307j:plain

こちらの場合"集めよう"の辺りで右下にひっそり出てきます(それでも邪魔といえば邪魔ですが)。もちろんですが、右下の小窓を押さない限り次のページには進みません。

 

 

アニメのOPED次回予告は作品の一部と考え、原則的に飛ばさない派の私としては、Netflixのは許せない仕様です。学生時代、『機動戦士Vガンダム』を1日4話ずつ2年間くらい見ていた時期がありますが、その時も当時の彼女の反対を押し切ってOPED次回予告はカットしなかったというのに…

 

2009年版のハルヒの場合元々次回予告はないですが、他のアニメも見てみたところ、EDと一緒に次回予告までカットする仕様のようです。本当にクソですね。

 

 

というわけで早速怒りの投書をしておきました。

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設定で切り替えられることが分かった今となっては無意味なご意見ですが、初回再生時に切り替え標示出すくらいはしろよ、とは思います。 

 

 

という感じで、初めて使ってみたNetflixは「コアなアニメファンには対応していない」という印象でした。対応していないことはなかったです。深夜アニメを1.3倍速で"消化"していくようなタイプの方には、こっちの方が嬉しい仕様なのかもですけどね。

それって面白いか??? その作品、お前の見方のせいでつまらなくなってんじゃねえか?? と思わずにおれません。

 

少なくとも私は、ハルヒを「Netflixでエンディング途中カットで見た」「倍速で飛ばして見た」という人と話が合うと思えないし、それで面白いともつまらないとも言ってほしくないですね。

 

 

なお、Netflixにはいいところもありました。『涼宮ハルヒの消失』もラインナップされているのと、退会がボタン一つでスムーズにでき、後腐れが無くてこの2点だけ抜群に好印象でした。

いつかいい仕様になったらまた改めてお世話になりたいなあ(退会しながら)。

 

↑遷移を止められることが分かったので、ここ独自の面白いアニメとか出てきたらまた使うかもです!

 

 

(オワリデス)

 

 

□過去の記事

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『訪れてみたい日本のアニメ聖地150』にハルヒ&有希ちゃんの西宮市が選出! ぜひアンケートにご回答を! #haruhi

先日行われたAnimeJapan2017にて、一般社団法人アニメツーリズム協会によるこんな発表があったそうです。

 

 

おお、兵庫県の欄に『涼宮ハルヒシリーズ』と『長門有希ちゃんの消失』が「西宮市」として入っていますね!

 

せっかくなのでアニメツーリズム協会のサイトに行って公式の資料を確認してみました。

shadan.animetourism88.com

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ウム! ハルヒと有希ちゃんが西宮市の作品として選ばれてます!

 

パネル上部に記載の説明文によるとこの聖地150は国内外のアニメファンを対象としたWebアンケート(以前このサイトでも紹介したやつ)への回答5万票から作成したものだそうです。

haruhimemo.hatenablog.jp

 

 

ラブライブ!』(東京都千代田区)や『きんいろモザイク』(千葉県習志野市佐倉市)などが選外じゃねーかという声もありました。アンケートへの回答があまりなかったからなのかも…と思ったのですが、第2回、第3回の経過報告で1位のラブライブが入っていないのは確かに妙ですね。

 

shadan.animetourism88.com

shadan.animetourism88.com

 

ラブライブ! サンシャイン!!』(静岡県沼津市)が入ってるからいいじゃねーか! ってことかな? だとなんでハルヒは有希ちゃんとダブルインなの? って話だし…同じKADOKAWA作品だし…

 

とにかく選出基準には謎が多いので、アンケート票のカウント方法について問い合わせをしてみました。回答があったらこのサイトでお知らせしますが、まだ1回もアンケートに回答していない方はまずは回答してみてください。

もちろんぜひハルヒをよろしくお願いします!

 

なお、ハルヒは上記中間報告でも第1回11位→第2回12位→第3回12位と比較的上位をキープしているので割といい感じです。

88か所には問題なく入りそうですが、もう一声でベスト10位入りになので、もうちょっと票がほしいですね!

 

さあ、以下からレッツ投票!!

animetourism88.com

 

 

□過去の記事

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聖地会議 総集編1

聖地会議 総集編1

 
聖地会議 VOL.15

聖地会議 VOL.15

 
聖地巡礼 アニメ・マンガ12ヶ所めぐり

聖地巡礼 アニメ・マンガ12ヶ所めぐり

 

 

ハルヒ関連の今後のスケジュール・2017年3月25日版(英語教科書発売、のいぢさんサイン会、NHKBSプレミアム再放送開始) #haruhi

久々にハルヒ関連スケジュールをまとめておきます。細々したのが多いのでみんな見落とすなー!

 

□4月1日

・【公式】『World Trek English Communication I』(平成29年度版)一般発売開始

getnews.jp

みんなご存知だと思うけど『涼宮ハルヒの憂鬱』の冒頭部分が英語にて収録された教科書の一般発売が4月1日、始まります。

噂によると高校で販売した売れ残りが一部書店に並ぶだけだそうなので、お求めの方はお早めに!

購入できる店舗一覧はこちらから。↓

一般社団法人全国教科書供給協会−教科書の購入・販売についてのお問い合わせ先

『涼宮ハルヒの憂鬱』で英単語が面白いほど身につく本[上巻]

『涼宮ハルヒの憂鬱』で英単語が面白いほど身につく本[上巻]

 

 

□4月2日

・【関連】「手塚治虫の美男美女展~優艶~」 いとうのいぢサイン会

hhinfo.jp

阪急うめだ本店にて、いとうのいぢ先生のサイン会があります。おれ、のいぢ先生のサファイア好きなんだよなあ。羨ましい。。

全2回、50名ずつのサイン会で、Web申し込みが必要です。ってことは申し込めば先着順とかじゃなくて確実にサインにありつけるってこと?? いなあ!! 関西圏うらやましいいいいいい!!!!!

12時45分の回、14時45分の回、共にまだ予約可能です。関西圏の方はぜひ行ってきてください! 私の分まで!!!!

 

□4月7日

・【公式】NHKBSプレミアムにて『涼宮ハルヒの憂鬱』(2009年版)再放送開始

www.nhk.or.jp

haruhimemo.hatenablog.jp

現在『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズを放送中の枠(毎週金曜日23:45~)でハルヒの2009年版の再放送が始まります。私は毎週できるだけ実況しようと思います! みなさんもぜひ!!

HNKのアニメ番組紹介ページにハルヒも追加されるはずだから、それも楽しみ。エヴァみたいに凝ったやつだといいなあ。。

www6.nhk.or.jp

 

 

以上です。抜け漏れがあったらぜひご一報ください!

4月以降にも、新商品とか新情報とかあるといいなあ。。

 

 

□過去の記事

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ハルヒ記事拡散に見る、いい転載と悪い転載。 ※201703212300追記 #haruhi

※201703212300 ハフィントンポストの記事について追記しました。

getnews.jp

 

昨日、上記のような記事をガジェット通信さんに掲載してもらいました。

結果1万以上RTされ「ハルヒが教科書に!」というビッグニュースをかなり多くの方に届けることができました。ツイッターの画像を提供してくださった匿名希望の方、ハルヒを採用した桐原書店さんには大いなる感謝です!

 

一方、かなり多くのサイトに記事をパクられ、嫌な思いもしました。。

そのためこんなつぶやきをしたりもしました。

 

 

で、これらのつぶやきに多くのRTやいいね! をいただき、みなさんこういう話題に関心があるんだー、と思ったので、今回は「こういう転載はOK!」「これは悪!」というのをケース別に紹介したいと思います。

 

 

□そもそも問題ないやつ

rensai.jp

→連載.jpというサイトにガジェット通信の記事と全く同じものが掲載されていますが、これは問題ありません。というのも、これを書いたのも私だからです。

ガジェット通信の記事掲載の手順として、外部ライター(私みたいにガジェット通信の社員じゃないフリーのライターさんたち)は、まずこのサイトにブログのように記事をアップし、それがガジェット通信さんに採用されたらガジェット通信に載る、というステップになっています。なので実はこっちの方がオリジナルなんですね。

こっちで記事を見たり拡散していただいたりして何ら問題はないのですが、ガジェット通信の方がメジャーなのでそっちを拡散してもらった方が拡散力が高いからいいかな、と思います*1

 

ガジェ通記事配信先

Yahoo!ネタりか』http://netallica.yahoo.co.jp/
Livedoorニュースhttp://news.livedoor.com/
『exciteニュース』http://www.excite.co.jp/News/
mixiニュース』http://news.mixi.jp/
BIGLOBEニュース』http://news.biglobe.ne.jp/
Googleニュース』※一部 http://news.google.co.jp/
『ニコニコニュース』http://news.nicovideo.jp/
『アメーバニュース』http://news.ameba.jp/
DoCoMo iコンシェル ひつじの取材帳』https://www.nttdocomo.co.jp/service/customize/iconcier/function/check.html
『KAI-YOU.net』http://kai-you.net/
『infoseekニュース』http://news.infoseek.co.jp/publisher/gadget/
auニュース』http://news.auone.jp/
『LINE NEWS』http://news.line.me/about/
『Social News Network』http://snn.getnews.jp/ (休止中)
『読めるモ』※携帯電話向け
モバゲータウン』※携帯電話向け
『スマートニュース』※スマホアプリ
SONY Socialife』※スマホアプリ
『グノシー』※スマホアプリ
『Antenna』※スマホアプリ
『カメリオ』※スマホアプリ

(http://getnews.jp/about)

→ガジェット通信のようなWebメディアは、自分とこの記事を指定の他媒体に配信することで記事を拡散するという仕組みになっています。なので、ガジェ通サイトに記載の上記メディアに掲載されている場合は問題ありません(今回はなかったですが)。

なお、その場合出典元として必ずガジェット通信の名前と記事のURLがどこかに記載されているはずです。

 

 

□むしろ嬉しいやつ

→こちらの方はブログで記事を紹介され、ツイッターで拡散されています。

URLを自分のブログで記載することはもちろん何ら問題ないですし、記事のマルコピではなく、記事をきっかけとしたご自身の熱い思いが主題になっているので、全然OKです。こういうのはどんどん書いてほしい。

ハルヒが教科書になって、おれも嬉しい!!

 

gameover.com.hk

→中国のサイトに翻訳されてた模様です。外国(この場合に本)の情報をお知らせするのには報道としての価値があるのでいいですね。

きちんと文末に引用元として元記事を明記しているので、この後紹介する日本のメディアより大分いいです。

 

 

□ちょっとよく分からないやつ

→勢い嬉しそうに報告していますが、このハッカドールというアプリは、よく考えたらOKなんだっけ?? というやつです。

というのも、上記のガジェット通信の記事配信先に名前がないので、記事を勝手に使用している可能性が高いんですよね。

ここで「えっ、記事を勝手に紹介しちゃダメなの!? 俺もダメ??」という話になると思うんですが、それはやり方次第です。

 

まず、URLそのものはもちろんいつでもどこでも誰でも紹介してOKです。逆に「無断リンク禁止」とかには実は法的拘束力はありません。インターネッツの意味ねーよになりますからね。

次に、リンク先の文章を紹介する場合。これは著作権法上に定められた「引用」という形をとればOK、とっていないとアウトになります。

 

で、引用の仕方については下記の記事などが分かりやすいので見ていただくといいかもです。

hrnabi.com

最高裁の判断も揺らぎつつあり、引用の要件は一義的に決まっていません。さまざまな要素の総合考慮ともなりますが、1)自分の著作物と他人の著作物が明瞭に区別されていること(明瞭区別性)と、2)自分の著作物が主であり、引用する他人の著作物が従であること(主従関係)が重視されてきました。その他に、3)引用するための相当の理由があること(必然性)や、4)出所の明示を要件とする見解もあります。

こんな感じですね。

 

たとえば上の記事紹介部分も「引用」なのですが、これは

 

①文章と引用符(文頭が一段下がってるやつ)とで「ここは私の文章ではなく他サイトからひっぱってきた文章だよ!」と明示しており、「これも俺の文章だぞ!」と噓をついているわけではない

②このブログ記事は「ハルヒ記事拡散を通じていい転載と悪い転載を紹介しつつ何が良くて何が悪いのかを伝える」ということが主題の記事であり(これが「主」ということ)、上記の記事を紹介することはその要素の一部である(これが「従」ということ)

③記事の中で引用について説明する必要性がある

④上記記事のURLを紹介し、引用元の出所を明示している

 

という風に、引用の要件を満たしているんですね。なので他人の記事を使ってもOKなんです。

 

一方、ハッカドールを見てみましょう。

 

f:id:ishijimaeiwa:20170320112012j:plain

(https://web.hackadoll.com/n/AC9i)

 

一応「ガジェット通信」と書いてありますし(出典、と書いてほしいですが)、「続きを読む」を押せば元記事に飛ぶので、上記要件の①と④はまあ満たしています。

一方、この記事はガジェ通の私の記事を紹介しているだけで、ハッカドール自身の主張は何もありません。単なるコピーですので、②は満たしていません(なお、報道、批評、研究などであればOKなのですが、これはそのどれでもありません)。自分の主張がない以上、引用する必然性もないので③もNGです。

 

ハッカドールがガジェット通信の配信を受ける契約になっていればもちろんOKですが、先のリストには名前がありませんでした。

また、ハッカドールの運営母体はDeNAなので、仮にDeNAのメディアがガジェット通信の記事配信を受けていてそこからの孫コピーということであれば問題はありません。が、今回そういったメディアもありませんでした。

 

「じゃあキュレーションメディアは全部だめじゃん!」という話になりますが、報道、批評、研究でない、他記事をまとめて紹介しているだけのキュレーションメディアの記事は基本全部ダメです。ちゃんと配信元と契約してお金を払ってください。

 

というわけで、私が見る限りハッカドールは実はダメなやつです。ただ、私の見えないところで何かちゃんとした契約をしているはず、してないとおかしいので、一応「ちょっとよく分からない」という扱いにしておきました。

 

まあ、DeNAWELQの件で大絶賛やらかし中なので、もしかしたらハッカドールも普通にアウトなのかもしれません(WELQ問題については各自ぐぐってください)。

 

 

□法的にはグレー、精神的にはアウトなやつ

※便宜上リンクを貼っておきますが、いい子のみんなはアクセスしないでいいよ!

 

ハフポスのこの記事は、構成といい内容といい、ほぼ私の記事のリライト です。私の記事がバズってるのを見て後追いで適当にまとめたんでしょうね。よく調べもせずにリライトしたためか、桐原書店を霧原書店と間違えて書いてしまっていたりします。

※201703212300追記
現在は修正されています。ただし、以下紹介するこの記事を転載したサイトには「霧原書店」の表記がばっちり残っています。また、ページ下のタグもまだ「霧原書店」のままになっています。
 

 

リライト記事というのは元記事をコピーしちゃいけないから自分の文章で書き直した、くらいの意味です。

ハルヒが教科書に!」という事実や、それを記事にするというアイデアそのものには著作権は発生しません。なのでリライトは法的には黒とは言えませんが、モラル的にはアウトです。

 

上記の記事では、私の記事から「この教科書の入手し方」の部分を省き(この部分は三省堂書店の店員に取材した内容が入っているので、ここをパクるとリライトではなくパクリになるため省いたのでしょう)、ツイッター上でこんな反応があったよ、とつぶやきを紹介しています。そこで差異を出したんでしょうね。

なお、ツイッターのつぶやきを紹介する際は埋め込みであればOK、というツイッター社のガイドラインがあるので、この埋め込みでの紹介には問題ありません。また、この埋め込みでの紹介の場合、つぶやきをした人に掲載許諾を得る必要もありません。

 

この記事が法的にはギリ問題なくてもかなりアウトなのは、上記の通りほぼ私の記事のパクリな上に、「ツイッターガイドラインでOKだから埋め込みでのつぶやき紹介は無断でしてもいいでしょ?」とかましているところです。

あのなあ、高校1年生の教科書を3月時点で紹介しているつぶやき主が中学生である可能性が高いことや、そんな彼らが記事を通じて大勢の大人の目に触れること、その中には中学生であることを念頭にアプローチを試みる邪な輩がいないとも限らないことが想像できねーのか?? おめーらの無能な記事のせいで迷惑被るハルヒファンの子供が出てくるかもしれないことくらい少しは頭使って想像しろよ!!*2

 

というワケで、ハフィントンポストの株が私の中で大いに下がる事件でした。残念度でいえば今回一番残念だったかも。ハフポス、メジャーメディアだと思って昔は憧れてたのになあ。

あと、この記事をこさえた安藤健二記者の記事は二度と読みません。私はね。

 

 

□アウトなのでダメだゾ! と諭してあげたいやつ

スクリーンショットにも上記の著作権法および引用のルールが適用されます。この場合、引用の要件である①~④を全部満たしていないので明らかにアウトです。

 

ですが、この方の場合営利目的ではなく純粋に「これ知ってほしい!」というつぶやきだし、若い人っぽいし、業者じゃないなら著作権法とか引用の要件とか知らなくても仕方ないかなあ(知らなきゃダメなんだけど)…というところで、なんだか憎めない感じです。

私は不問にしましたが、このつぶやきのせいで稼ぎが減った人もいるだろうし、大人げない人が本気でかかってきたら圧倒的に不利なので、 こういうことをする際はせめてURLくらいは併記しておいた方がいいと思います。

(※なお、この方からはその後個別に詫びがきたので、上記の通りダメだゾ! と諭しておきました)

 

 

□明らかにアウトなやつ

これが一番多かったのでダイジェストでお送りします。みんなリンク先にはいかないでね!

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俺的ゲーム速報@刃やはちま起稿はパクリ記事の常習サイトです。これらに関わって作品や受け手が得することは何一つない上に損することはたくさんあるので、コンテンツを愛する諸氏は近寄らないようにしましょう。

今回の件では両方とも私の記事の引き写しでした(記事そのものに主張がないので引用とは言えない)。

なお、私のPCブラウザには「はちまバスター」 というアプリを入れているので、上記の通りリンクがつぶされて表示されています。chromeユーザーにはマジオススメ。

chrome.google.com

 

 

otakomu.jp

オタク.com、通称オタコムは私の記事の完全コピーな上に元記事へのリンクも明記なし*3というアウトオブアウツでした。刃、はちまと並んで触れてはいけない存在です。

 

itaishinja.com

いたしんというまとめサイトは、今回の記事をよりにもよってハフポスからコピーしているため「霧原書店」の誤字のまま、さらにその記事への2ちゃんねるでの反応をまとめているという、地獄の縮図みたいなことになっています。

blog.livedoor.jp

このゴールデンタイムズというサイトも上記同様で、安定の霧原書店です。

「採用されるwww」「Twitterで報告多数」と記事タイトル文末に入っている記事には行かない方がよさそうです。

 

アニゲー速報もハフポス→2ちゃんまとめのため相変わらず霧原書店です。ここまでは上記サイトと一緒なのですが、何にも増してムカつくのが記事タイトル。

 

「1年生まれるの早かった」「留年しよう」「俺の学校の教科書 WORLD TREK じゃなかった…」「やった俺の学校ハルヒだ!」というつぶやきはちょっと調べただけでも散見されるし、そもそも教科書の画像をアップしているのもハルヒを知ってる中学生なので、今の若者はハルヒを知ってるってことなんですが、この記事まとめた人にはそれが分からないようです。ハルヒ好きじゃないんでしょうね。

コメント元の2ちゃんねる自体が高齢化しているので、なんとなくハルヒ=10年以上前のオッサンしか知らない作品、というイメージなんでしょう。私もファン活動する前まではそう思ってたし。

 

yusaani.com

にじぽいというサイトでは、ガジェット通信の私の記事を引き写ししていました。まあハフポスでない分マシです。

引用元へのリンクはありますし、文末に管理人コメントがあるのでそちらが記事の主テーマとも考えられなくもないのでややマシですが、引用はその割合が全体の半分を上回ってはならないという要件もあるので、やっぱりアウトです。

 

またその管理人コメントも

 

今の高校生なんて、たとえオタであってもハルヒ知らないんじゃないか?w

 

という、単なる思い込み一文のみなので、これをして報道目的の記事、というのにはかなり苦しいものがあります。

 

なお、このにじぽいというサイトは以前は「ゆさアニ」という名称でした。今でもURLなどにその跡が残っています。

元々は「遊佐さん」という女性の管理人(という設定で実際は別の名前の男性だったのかも?)によるアニメサイトだったのですが、ある日突然名称変更し、遊佐さんもなかったことになってしまいました。

 

この遊佐さんという人物はハルヒを見てアニメが好きになり人生明るくなった、と公言してはばからないハルヒ大好き設定だったので、その頃は応援していたのですが…こういうハルヒ愛のない記事を上げるようになるとは本当に残念です。

 

 

 

というわけで、これらのサイトやこれらの記事、またこれらをさらにコピーしたと思われる同じタイトルの記事には近寄らないようにした方が賢明です。

 

 

□まとめ(この記事の)

こういうまとめサイト・パクリサイトの類はフリーライドと言って、自分たちで取材したり確認したりせずに楽に儲けようとするのが常なので、ハフィントンポストの「霧原書店」のように、平気で間違った情報を拡散します。

 

また、本来儲かるべきだったオリジナル記事を書いた人や取材対象に利益が回らない、ということもあります。

今回であれば、私の記事では「この教科書の入手方法」という形で買い方を紹介していたのに、上記サイトは(そこは私が独自に取材した部分なので使うと訴えられる恐れがあるため)そこをカットしているケースが多数でした。

そうすると、桐原書店さんとしては知名度が上がって売り上げが増えるはずだったのに、劣悪サイトのせいで買い方が分からない人が増え、ほんの少しですがビジネスチャンスを失ってしまうわけです。

 

あともちろん、記事をパクられた私はその分記事の拡散が抑制されるため、記者としての成果が上がらなくなり、仕事がもらえなくなってしまう、ということもありえます。足を使って取材したのは私なのに!(まあ今回の記事は期待以上に拡散しましたが)

 

こういうことが続くと、私も「ハルヒの記事を書いても儲からないしな…バイトでもするか…」となるし、桐原書店さんやKADOKAWAさんも「せっかく上司の反対を押し切って面白い教科書にしたのに、売れないなら仕方ないな…つまらん教科書にしとくか…」となって、作り手側は誰もいい思いをしません。そうすると損をするのは、もちろん受け手側でもあります。

 

逆に、引用の要件に従っていれば、ちゃんとオリジナルを紹介することになるため結果的に情報元の方にも利益が出るようになっているし、法的にも真っ白になるのですが、面倒くさいからかパクリサイト・まとめサイトはちゃんと引用することはないようです。ちゃんとやれば何も問題ないのに。。

 

このように、パクリサイト・まとめサイトを応援して得をするのは、ほぼコストナシで記事をこさえてアフィリエイトで金が入ってくるパクリサイト・まとめサイトだけです。

 

もしあなたが作品や業界を愛する人なら、簡単に情報を得られるからといってパクリサイト・まとめサイトを使って誤情報を広めたり、作品や業界の損になるようなことをするのはやめましょう。

 

 

ハルヒメモとの約束だぜ!!

 

 

(おわり)

 

 

□過去の記事

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*1:あと、連載jpの記事がいくら拡散してもライターの評価にあんまりならないという事情もあるので、記事がガジェット通信に採用されたらそっちをRTしてほしいという内部的な希望はあります。

*2:ちなみに私の記事ではその危険性を鑑み、写真所有者と相談の上、写真をお借りするという形で匿名掲載としました。

*3:厳密には記事最下部に記載はありましたが「明記」はされていませんでした。

後藤邑子さんセミナー『私の“声優魂”~青山編~』の概要&感想まとめ。 #haruhi #ゴトゥーザ様 #ゴットゥーザ様

haruhimemo.hatenablog.jp

ameblo.jp

 

以前ご紹介差し上げていた後藤邑子さんのセミナーが先日開催されました! ので、今回はその概要と関連つぶやきをまとめたいと思います!

 

前回は聞いた内容を文章にしましたが、今回はツイッターで実況をしていたのでそちらをまとめる感じでイベント内容をご紹介いたします!

以下、レッツゴー!

 

後藤さんがサイトにあげている自作画からNHKの方がチョイスし、ポストカードにしてくださいました。

なお、サイト掲載時の著作権に関する表記がそのままデザインに。。後藤さんも「文字は消せばよかった…」とおっしゃっていましたw

 

そういえばそうですね。退院後の新しい役というのは素晴らしい!

 

この辺で参加者の男性の一人が後藤さんに無暗に話しかけたり自分語りをしたりして不穏な空気に。少し長引きそうな雰囲気だったのでスタッフの方に対応お願いをしたのですが、ほどなくして収まりました(そのため一部話が聞けなかった)。

その際、後藤さんは奇妙なオッサンの奇妙な発言や態度に臆することもなく堂々と対応されてて(話を聞いてあげて応えてあげた上で自分のお話に戻していく)、カッコエエなあと思いました。でもNHKの人はすぐ対応すべきだったと思うよ!

 

心配するよ! この直後に「言葉のチョイスがアレでごめんね!」とも。

 

このヒャッホーはもちろん私の心の声ですw 一番最初に名前出してくれたの、嬉しかったなあ!

 

この件の他、ハルヒは番組開始前にKADOKAWAのプロデューサーに呼び出されだ件や、メインキャストもオーディションではなく先に決まってた件など、名古屋セミナーで話されていた内容に触れていました。

詳細は以下前回セミナーレビューで。

haruhimemo.hatenablog.jp

 

後藤さんのもう一つの代表的な役ですね!

 

以下、司会の方からお客さんに「他にこの役について聞いてみたいということはありますか?」というフリから挙手したお客さんの挙げた役への回答。

他にも「後藤そのまんまのキャラだからそのままの演技でいいよ、と言われたのにキャラが特攻服着てた」というコメントもありましたw

確かもう1、2作品について触れてたと思いますが、私が覚えてなかったので割愛です。。

 

以下、唐突に挟まった質問コーナー。

ワロタ

 

これ。うめえ。

f:id:ishijimaeiwa:20170313000613p:plain

http://otanews.livedoor.biz/archives/51783599.html

後藤さんによる制作工程紹介はこちら↓ これが初フォトショだったのかよ。

ameblo.jp

 

私も「エ、『みくるちゃん』とかじゃないんだ!」と度肝を抜かれるオーダーでしたが、まさかこのお客の女性が水珠トモさんだったとは…(席が前の方で後ろが見えなかった)

で、律儀に5人全員描く後藤さんw

画像の写真は撮りましたが、イベント終了後NHKの方に「写真アップしていいですか?」とお客に聞かれたところ「ご遠慮ください…」とおっしゃっていたのを聞いてしまったので、私はアップはしないことにします。というか、そんなのわざわざ聞いたらNHK職員としては保守的な答しか返せないのは同人誌と公式の関係見れば分かるでしょ。。。

実際にはアップされている方もいらっしゃるので(アップNGと公式にセミナー内でアナウンスされたわけではないので、別に上げちゃいけないとも言えません)、見たい方はツイッターなどで探してみるか、私にメッセージください。

出来に不安があったのか、何故か古泉くんだけ名前を書く後藤さん。そして定番の「小泉」。もはや「小泉」が公式になった瞬間(なってない)。

 

以下、後藤さんのオススメ絵本の朗読会。

みんなこの本買おうぜ。そしてヒロイン役の声をみくるちゃんモードの後藤さんで脳内再生するのです。

チャーリー・ブラウンなぜなんだい?―ともだちがおもい病気になったとき

チャーリー・ブラウンなぜなんだい?―ともだちがおもい病気になったとき

 

冗談抜きでいい本なので、私は今書きながらぽちりました。

 

闘病のために生きてたわけじゃない。自分のやりたいことをやる、行きたいところに行くために闘病するんだ。

ここが個人的に今回最高のメッセージでした。

 

以下、質問コーナー。

今回の絵本の朗読での後藤さんの演じるライナス、イエスでしたよ!

他にも格闘家の名前をたくさん挙げられていたのですが、正直聞き取れませんでした。。

廣田詩夢さんですね。ドリームクラブZEROのあすか役など。

twitter.com

DREAM C CLUB(ドリームクラブ)ZERO PORTABLE

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DREAM C CLUB ZERO Special Edipyon! - PS3

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なお、同じシリーズに後藤さんも出演されててこの理保さんって役らしい。後藤さんのドリームをクラブできるゲームなのか…ゴクリ。

Love Letters

Love Letters

 

 

これも質問コーナーでの一幕。個人的には「入退院してる人に『ダンス見たい』とか、思ってても口にするなよ…そこは遠慮しろよ…」という類の質問でしたが、後藤さんの答えは明朗快活なものでした。

いやあ…さっき「ここが一番うれしかった」みたいなこと書きましたが、やっぱりここだったかもw

後藤さんはやる気、茅原さんもずっと前からやる気(ソースは以下リンク)、平野さんもたぶんやる気なので、少なくとも3人でのハレ晴レ再演はキャストは望んでいるようですね! 決まったら即、発表してください!!

ishijimaeiwa.hatenablog.jp

これが今後実現するかはKADOKAWAさんやランティスさんが3人にオファーするかしないか次第。つまり、ファンのみなさんが公式にどれだけ「おい、やれよ」と声を届け続けるか次第ということ!

ファン活動、引き続き頑張らないとですね!(自戒)

 

これも質問コーナーでのQ&Aで、「ちょっと痛々しい話かもしれないけど…」と前振りした上での回答(そういう細かな心づかい、グロ耐性低い私にはグッときました)。

より細かくは、抗がん剤で髪が抜けることは聞いてたから覚悟してたけど、爪までボロボロとれるようになった。また、抗がん剤ではなく抗生物質の副作用で目も見えなくなったりした。入院中、体が動かせない時期もあった。…というような説明だったと思います。

体の良しあしではなく、自分の頭で考えられ、意志を持てること、それが人間の根底。

 

声優学校に入るまで、声がかわいい自覚なかったんか…

 

これも水珠トモさんのご質問。ハルヒキャスト勢の近況が分かるナイス質問! 平野さん茅原さんにも同じ質問をしたいね!(後藤さんの歌を聞いてどう思ったんだろう?)

 

これは「自分も軽い持病で悩んでいるのですが…」という質問でした。

涙ながらにご回答されていました。後藤さんが松来さんの話をしたら泣くのは名古屋セミナーで実証済みなんだから! みんな泣かすなよ!!

 

というわけで、おおよそこんな感じのイベントでした! 抜け漏れも数多くあると思いますがご容赦を。。

個人的には、最初松葉杖をつきながらご登場された時は「あわわわ…」となりましたが、一旦話し始めるといつもの後藤節で病気のことなどスッと忘れてしまいました。それくらい快活なお話でした!

 

以下、他の参加者の方々のつぶやきをご紹介します!

 

こちらのひだまりファンの方も、かなり細かくレポートを挙げられています。気になる方はぜひリンク先をたどってみてください!

ハルヒもひだまりも、今後も盛り上がっていくといいですね!

水珠さん、こんなステキなプレゼントを用意されていたとは! 今回は後藤さんと絵のトレードになったわけですねw ステキ!

ほんとそれ。ハルヒ獄音の時もそうだったけど、次こういう機会があったらいっそ「座ってー」って声出そうかしら。

質問コーナーで、チャーリーブラウンの作者に会ったことあるよ! とおっしゃってた方ですね! この方も上記の他にもいろいろコメントされているので、ぜひ見に行ってみてください!

 

以上です!

そして最後に大事な話が。

イベント終了後にNHKの本イベント ご担当の方とお話したのですが、NHKカルチャーでこういったサブカルチャー的なセミナーをするのはどちらかというとイレギュラーなことなので、もっとこういう機会を増やすためには、みなさんの「よかったよ!」「もっとやってほしい!」という声が必要、とのことです。

公式サイトでのメールでのお問い合わせの他にも、ツイッターアカウント宛のメッセージでも、ちゃんと企画担当者にメッセージを届けてくださるそうです。

 

というわけで。参加された方は「よかったよー!」「面白かった!」「また後藤さんの話をもっと聞きたい!」というような感想コメントを、参加できなかった方は「ぜひまたやってほしい!」「平野さんや小野Dや茅原さんの話も聞きたい!」のような要望コメントを、以下アカウントにお寄せ下さい!

twitter.com

 

 

□過去の記事

haruhimemo.hatenablog.jp

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NHKニッポンアニメ100「ベスト・アニソン100」結果から見る、アニソン史におけるハルヒのすごさ。 #haruhi

www.nhk.or.jp

 

2月18日、NHKにて「カウントダウンLIVE アニソン ベスト100!」という番組が放送されました。事前に3か月くらいネット上で行ったアンケート結果を1位から300位まで紹介し、そのうち上位100曲を番組で紹介、うち数曲はオリジナルアーティストまたはカバー歌手がカバーする、という番組でした。

 

もちろんわがサイトとしてはハルヒ曲を応援したいわけで、下記のような記事を書いたりしながらせっせとハルヒ関連曲に投票したりしていたのでした。

 

haruhimemo.hatenablog.jp

 

その結果、なんと17位に06年版エンディング曲「ハレ晴レユカイ」、18位に劇中曲「God knows...」が見事ランクインしました!! おめでとうございます!!

 

 

なお、同じく劇中曲「Lost my music」が150位、06年版オープニング曲「冒険でしょでしょ?」が274位にランクイン。

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TVアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」OP主題歌 冒険でしょでしょ?

TVアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」OP主題歌 冒険でしょでしょ?

 

 

ベスト20位以内に2曲、300位以内に4曲という結果でした!

個人的には「恋のミクル伝説」も入ってほしかったなあ、とか、09年版主題歌や劇場版主題歌も、と思わないでもないですが(ぜいたく者)、10年以上前が初出のアニメとしては大健闘だったと思います!

 

…という控えめな評価に終わろうと思っていたのですが、別の方がまとめてくださった下記のエントリーを読みながら、いやそんな評価じゃ足らないぞ? と思うに至りました。

 

anond.hatelabo.jp

 

こちらの表を『涼宮ハルヒの憂鬱』という作品を中心にご覧になっていただければ、分かることがいくつかあります。

 

①2006年に人気曲が急増している

2005年より前の年では、その年から選出されたベスト300位入りの曲は1曲から5曲程度、一番多い年で1999年の9曲です。

この年は『ONE PIECE』から3曲が選出されていますが『ウィーアー!』以外の2曲は東方神起というアニソン歌手でない方の曲な上に、実際にリリースされたのは2006年、2009年です(ONE PIECE』が1999年スタートなのでこの年にカウントされています。こういうことが複数あるため、実は人気曲は見た目以上に近い年代に集中しています)。

 

これが2006年になると急に13曲に急増しています。この13曲という数字は、2012年になるまでの5年間抜かれることのなかった数字です。

これはこの年アニメの放送本数が極大に達している時期だったから、ということや、3曲選出された『銀魂』の曲が全て実は2006年の発表曲じゃないという影響もあるのですが、涼宮ハルヒの憂鬱』から4曲も選出されているという影響もまた大きいです(しかもこの4曲はきっちり2006年発表)。

あとさり気に、4曲のうち2曲が主題歌ではない、作中1回しか流れていない劇中曲というのもすごいです。

 

②1作品から4曲以上選出されている作品は少ない

ハルヒ全部で4曲かー…といった所感でしたが、実は4曲も選出されている作品はそんなに多くありません。

4曲タイなのは以下の作品です。

 

5曲以上選ばれた作品は以下の通りです。

 

ラブライブがさすがにぶっちぎってますが、実はハルヒ「人気曲がたくさんある作品」としては歴代3位(同率3位作品他3つあり)なんですね。

 

ハルヒは歌番組じゃない

書いた通りですが、上述の1作品から4曲以上選出されたアニメは、マクロスF以外は歌そのものが関連商品として主軸となっているアイドルアニメばかりです。

マクロスFはシリーズ作品であることやSFロボットものであるという意味でそれらのアイドルアニメとはやや性格が違いますが、アイドル要素も主軸であること、シリーズ的に歌そのものも関連商品、という点では同じです。

一方ハルヒは別に歌がメインの作品ではありません。全14話中1話だけ、歌がフィーチャーされただけの作品です。

「歌番組じゃないのに人気曲がたくさんある作品」としてはなんと歴代1位(同率なし)ということも(ややこじつけっぽいですが)凄いところだと思います。

 

④そもそも歌とアニメを強固にひきつけたのがハルヒでは?

ここまでのことを総合したところ、実はアニソンを現代の形で受けいれられるキッカケになったのが、当のハルヒじゃねえの? という仮説です。

その仮説の材料は以下の通りです。

 

ハルヒ登場の2006年以降、人気アニソンが増えている。

→これは上述の通り。先述の人気アイドル作品は全てハルヒ以降の作品、つまり大なり小なり影響を与えられた可能性のある作品群です。

 

・複数の人気曲を内包するアイドルアニメの台頭も2006年以降

→アイドルを主題とした作品は2006年以前にもたくさんありましたが、人気曲を複数輩出する人気ジャンルになったのは2006年のハルヒ以降です。

で、以前のアイドルアニメになかった(もしくは今に比べると弱かった)のは、おおよそ①ダンスによるアイドルステージの見せ場化②人気作中曲(=主題歌以外の人気曲)の存在、の2点です。

これらは両方ともハルヒの当時ハレハレダンスやらGod knows...やらで席巻したポイントですね。

ハルヒ自体はアイドルアニメではありませんが、ハルヒが当時これらのポイントでヒットしたことは、後続作品が結果的にアイドルアニメという形でヒットしていく下地作りになっていたと考えられます。

 

・生ライブの実施

上述の人気アイドルアニメは例外なく声優による生ライブも実施しており、それ自体も主要な関連コンテンツになっています。また、ライブ実施の結果主題歌以外の人気曲が増え、楽曲が売れるという好スパイラルもあります。

これもライブ&イベント『涼宮ハルヒの激奏』の成功が影響していると見ていいでしょう。

DVD 「涼宮ハルヒの激奏」ライブ DVD

DVD 「涼宮ハルヒの激奏」ライブ DVD

 

 

余談ですが、アニメの声優ライブというもの自体は実は古くからあります。1987年の『超獣機神ダンクーガ』の獣戦機隊ライブとかが初期になるのかな?

この作品もアイドルものじゃないのにライブ化したという意味でスゴイですね。

www.youtube.com

 

 

というわけで、別にアイドルアニメはハルヒが作った! というわけではありませんが、アンケート結果をみるにつけ、ハルヒという作品が内包していた要素の一つ一つが後進にいろんな影響を与えていたのかもなあ、ということがうかがい知れるデータでした。

とすれば、大きく言えば、現在のアニソンの受容され方を形作るきっかけになったのもハルヒの影響…と言えるかもしれません。

 

などなど、色んな事がうかがい知れる面白いアンケート結果でした。なんいせよ、ハルヒスゲエ、ってことですね! この3か月間、一生懸命ハルヒ曲に投票された皆さん、お疲れ様でした!

なお、下記の人気アニメアンケートはまだ実施中なので、ぜひ毎日ハルヒシリーズに3票投票してね!!

(宣伝で終わる)

www6.nhk.or.jp

 

 

□過去の記事

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