※20151126追記 魔改造に関しては別記事にしました。
※20151111追記 ふぃろさんの調査について追記しました。
こんにちは。本日11月11日はポッキーの日。というわけで、本日は今月再販が決まった「涼宮ハルヒの消失 プレミアムフィギュア」が届いたのでレビューいたします。
※上記は2011年版です。
このフィギュアは元々2011年にゲームセンターのプライズの景品として出ていたもので、今回(2015年11月)何故か急にまたゲーセンに並ぶことになったものです。どういう判断なのか全く分かりませんが、セガプライズさんナイスです。
なお、私は近所のゲーセンで見かけなかったので(早すぎたのかも)、モバクレというオンラインのクレーンゲームサービスで取ってみました(20151112現在、モバクレではもう売り切れてました)。
ネットからの遠隔操作ということで慣れなかったものの、ゲーセンに比べてその分甘めに設定されているようで、1,000円分の課金で見事ゲットできました。長門は2011年の時にゲットしていたので、今回はハルヒのみ。
余ったポイントを有効利用しようとしてやめとけばいいのに長門有希ちゃんのぬいぐるみに手を出し、もう500円分追加して、結局取れませんでした。深追いは禁物。
なお、ニコニコやヤフーでも同様のサービスをやっているようでしたので、元々ポイントやカード登録をしているところでやればスムーズかもしれません。もちろん、ゲーセンの店舗でプレイしてインカムに貢献するのもよし。
閑話休題。
ゲットから3日後、モバクレさんから我が自宅に届きました。
じゃーん。
先のAmazon内の2011年度版と比べてみると、箱のデザインは少々変わっているようです。
早速開けてみました。
見まごう事なき、北高潜入前の消失ハルヒです。
私の写真では色がつぶれてしまっていますが、濃い茶色の髪の毛です。色はマット。
シャツにはグラデーションなどはかかっていないものの、立体感があるので自然な陰影が出ています。とはいえ、お色気フィギュア的な強調もなく、シャツ1枚なのにセクシーと言うよりはスポーティーで清潔感がある感じです。
背面。キョン氏曰く「魅力度36%増」のポニーテールです。地味にロングポニテハルヒのフィギュアは貴重です。写真では白い点(反射?)が見えますが、実物は綺麗な茶色です。
このフィギュア、地味に体とシャツをしっかり別パーツで制作している凝った作りのため、襟ぐりの辺りはちゃんと隙間があって妙にリアルです。健康的なエロス。
後姿。はいているのはキョンのジャージなので、ぶかぶかです。体のラインをしっかり覆っているため、エロさはほぼ皆無です。かわいいといえば、かわいい。
台座はいつものHマークに雪の結晶があしらわれた、消失イメージのものです。
なお、シャツとジャージの横部分に分割線がありますが、目立たないので気になることはあまりないでしょう。
最後に2011年度版の長門とのツーショット。当時、コート姿の長門のフィギュアは他にあまりなかったので、物珍しさにゲットしていたのでした。通常のプライズフィギュアに比べてサイズが大きく、作りもシンプルながら悪くなく、しかもどちらもあまり他で立体化されていないシチュエーションなので、未だに一定の価値はあると思います。
ハルヒと長門の大きさはだいたい同じくらいか、ややハルヒの方が大きめ。設定的には長門が154センチ、ハルヒが158センチなのでハルヒの方がもうちょっと大きくてもいいですが、違和感はありません。
と、ここで気付いたのですが。
あれ、2015年度版のハルヒ(左)と2011年度版の長門(右)とで台座の形が違う?
あいにく私は2011年度版と2015年度版を片方ずつしか持っていないので、他の写真などで確認してみました。
涼宮ハルヒの消失★ 涼宮ハルヒ&長門有希フィギュアまわってます! pic.twitter.com/MDOOPddzZ5
— 夢大陸 富士本店 (@yumetaitikuFuji) 2015, 11月 6
あ! やっぱり2015年度版は、長門とハルヒどちらも台座にロゴデザインが入ってます!
念のため、2011年度版が両方無地だったかも、いくつかのレビューを見て確かめてみました(私が別のフィギュアの台座と取り違えている可能性もあるため。。)。
うん、確かに2011年度版はどちらも無地の台座だった模様です。
ということは、2015年度版は単に再販・再生産というわけではなかったようですね。変なタイミングでの再登場だったので「もしかして2011年の初版がセガの倉庫に死ぬほど余ってて、在庫処分でラインアップされたのでは?」と卑屈な仮説もあったのですが、少なくともパッケージと台座と作り直しているので、2015年度版は正真正銘新規制作と考えてよさそうです。
2015年度版は、単なる2011年度版の再販ではなかった。ということは、台座とパッケージ以外にも、新しいところがあるかもしれない! と思って、ジロジロ見てみました。
結果を申しますと、ありました!
ハルヒのほっぺを見てください。写真が悪いので見えるかわかりませんが、見えるでしょうか…??
なんと、ほっぺにピンクの塗装が施してあります!!
2011年度版のレビューを いくつも見てみましたが、長門の頬がピンクなのに言及するサイトはいくつもあるものの、ハルヒのほっぺについて言及しているサイトは私の見る限り皆無でした。アップの写真を見ても、2011年度版のハルヒの頬にはピンク色の塗装は確認できません。
※20151111追記
フォロワーのふぃろさん(@phiror)が現物にて確認してくださいました。やはり2011年度版のハルヒにはチーク塗装はなかったようです!
@haruhimemo また、現物確認しましたが、長門はチークありでした(非常に見えにくいですが)が、ハルヒの旧型はチークなしでした! pic.twitter.com/pHz9r1Zxdi
— ふぃろ (@phiror) 2015, 11月 11
一方、2011年度版のハルヒは、伸ばした肘のところにグラデーションが施されていたようですが、2015年度版ではその塗装はオミットされています。
というわけで、2015年度版は2011年度版の再販ではなく、仕様変更品だったと結論付けるのが正解のようです。
極度の肘フェチであれば2011年度版がオススメということになりますが、そうでなければハルヒのほっぺがピンクなこと一点で、個人的には2015年度版が断然オススメです。
このジャージのシーン、このサイトをご覧の諸氏はよくご存じかと思いますが、消失ハルヒがキョンのジャージを着て北高に潜入する直前、キョンの提案でポニーテールにした瞬間を形にしたものだと思われます。
その際、キョンが上記の「魅力度36%増になったように見えるぜ」というセリフを吐くわけですが、このほっぺのピンクは、タイミング的にそのセリフへのアンサーと考えて間違いないでしょう。そう考えると、この一見ハルヒらしい決めポーズも、照れ隠しのように思えてきます。
カワイインジャアアアアアアアア!!!! 殺す気か!?
2015年度版のセガプライズの担当、グラデーションの箇所を変更するだけで、工数はそのままに、既存フィギュアにこんな物語性を付与するなんて…並のハルキチ*1じゃないですね。セガプライズには魔物が棲んでいるのかもしれません。というか、そもそも2015年に2010年公開のアニメ映画のフィギュアを唐突に再度リリースするなんて、魔物が棲んでいると考えるのが妥当です。
というわけで、セガプライズに足を向けて寝れなくなったポッキーの日でした。
2015年版はハルヒ好きにはとにかく買いだと思うので、ハルキチはもちろん、ハルヒストの諸氏はぜひ入手の上、いろんなシチュエーションを想像してお楽しみください。