先日5月3日・4日にAbemaTVにて一挙放送され、140万視聴数という開局以来最高の数値を出したハルヒでしたが、11日に下記のようなデータが出ていたので、それを見ながら数字の意義を改めて考えてみることにしました。
株式会社AbemaTV(アベマティーヴィー)が運営するインターネットテレビ局「AbemaTV(アベマティーヴィー)」は、本開局の2016年4月11日(月)から5月8日(日)までの約1ヶ月間に放送された番組を対象に、番組放送時間ごとの視聴数ランキングを発表いたします。
このページで最初に出ているランキングは「番組視聴数ランキング (放送時間120分以上の長尺番組)」。おお、ここにハルヒ一挙放送いるか?? と思ったら名前がない。何故かというと注釈で
※2016年4月11日(月)~5月8日(日)に放送された、放送時間120分以上のオリジナル生放送、特別番組を対象に算出
とあるので、アニメの再放送は入ってこないんですね。
これを見る限り、AbemaTVさんオリジナルコンテンツは、ゴルフやニュース、麻雀番組が中心のようです。
続くランキング(120分以内の番組)も対象はオリジナルなのでアニメは除外。
その次のランキング(60分以内の番組)は特にアニメは除外とはしていないものの、30分~60分のアニメ番組を放送していないのか、結果的にアニメは除外。
この辺りのサイズの番組としては、ちょいエロ情報番組の『妄想マンデー』や、最上もがさんの番組『最上もがのもがマガ!』などが人気なようです。
で、最後のランキング(放送時間30分以内)がアニメの出番です! 以下どうぞ!!
はい、こちらでもハルヒが一番でした! バンザーイ!!
冷静に見るなら「ハルヒと化物語が二強で、放送時間帯では20:30~23:00辺りがピーク」といったところでしょうか。
15位まではこの2作品が独占しています。20位以内に入った話数で言えばハルヒが8話、化物語が9話で化物語の方がややリードです。
TVのゴールデンタイムと言われる20時~22時と上記時間帯がほぼ被っているのも興味深いですね。媒体がネットになってもそこは変わらないんですね。
エピソード毎の人気傾向も見てみたのですが「涼宮ハルヒの憂鬱I~V」「ライブアライブ」「射手座の日」「サムデイインザレイン」が人気というよりは、放送時間が固まっていることから、単にこの時間帯に見ている人が多かった、ということのようです。
で、ハルヒと化物語は、かたや140万視聴数、かたや100万視聴数ですが、これは単純に比較するのは難しいです。
ハルヒは2クールで約720分で140万、化物語は約400分で100万なので、密度で言えば化物語の方が上です。一方、ハルヒは2クールある上、2日に渡って2周やっているので、視聴者数・密度がばらけていること、化物語の方が19:00~25:40とゴールデンタイムと被る形で放送していることなど、視聴数を稼ぐ条件は化物語の方が整っていたように思います。
また、なんで最初のランキングからアニメ一挙放送を外したんだろう? と思ったのですが、AbemaTVオリジナル番組の人気傾向を測りたかったから、という理由に加え、アニメの一挙放送は視聴者数が100万を超えることがあり、AbemaTVの仕様上1メガを超えるとその後の数値が10万単位区切りになってしまうので正確な数字が出せないから、ということもあるのかもしれません。
実際、ハルヒは「1.4m」という表記だったので、140万以上だとは分かるのですが、末尾3桁以降は分からないんですよね。ここは今後改善してほしいなあと思います。
ということで、ハルヒがナンバーワンだったよということの裏付けでした。「涼宮ハルヒの完奏」での反応や一挙放送でのこの勢いを見て、関係各位が「お、ハルヒまだ人気やんけ。いっちょなんかしたるか」と奮い立ってくれたらなあと思います。
□関連記事