おれの課題は、まだ終わってねえ!!
というわけでだいぶ遅くなってしまいましたが、C88のハルヒ本レビュー、最後の一冊をご紹介したいと思います。
今回はサークル9682のみうらさん、ヒロセさんによる『10人のみくるちゃんと10人の古泉』です。全年齢対象なのでちびっ子のみんなも見てOKです。
サンプル画像はこちらで見られます。
ツイッターとpixivはこちら。C89では血界戦線の本を出されるようですね!
以下のサイトで購入が可能です(20151227現在)。気になってしまった方はぜひ! 同人誌は買いたいと思った時に買っとかないと、後で後悔しますよ。。
http://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0030/34/41/040030344172.html
以下、中身のレビューです。
とてもスッキリした絵柄で私好みなのですが、お話そのものも短いけどしっかりしていて好印象です。長くハルヒ本を出されているサークルさんなので、キャラの把握が完璧で原作ファンにも不安はありません!
なお、古泉くんとキョンのお話をメインに出されているサークルさんですが、絵柄と同じく味付けもあっさり上品な感じですので、男性や古キョン・キョン古が苦手な方でも問題なく読めると思います(二人が好きな方にはもっと楽しめるでしょう!)。
今回のお話はみうらさんがみくるちゃんとハルヒメインで1本、ヒロセさんが古泉くんとキョン+長門で1本の2本立てになっています。SOS団全員にちゃんと出番があってよかったです。
みうらさん作「10人の朝比奈みくるとSOS団」は、原作後期のキャラの設定や人間関係の雰囲気があって大変よろしかったです。重い話ではなくふんわりしたかわいいお話です。まあみくるちゃんとハルヒのかわいいことかわいいこと!
ヒロセさん作「10人の古泉と俺」は、ほんのちょっとSFっぽいキョン古話です。おさえのポジションで長門が出てくるところも原作っぽいかも。キョンが古泉くんに手を出す話…といえば、間違ってるようなあってるような。こちらの作品もちゃんと各キャラの気持ちや考えみたいなものがしっかり描かれていて、ファンなら嬉しくなること請け合いです。
両方の話に共通するテーマは「この世にたった一人の存在である彼・彼女・私」ということかと思いましたが、これって「涼宮ハルヒの憂鬱」の大テーマでもありますよね。そんなに長くないお話でも、そういうところをきちんとおさえているからしっかり読ませるのでしょうね。とても感心しました。
みうらさんもヒロセさんも、ハルヒの新作を待ちわびているようですので、アニメか原作に新展開があったらまたハルヒジャンルでも描いてくれるでしょうか。。楽しみにお待ちしています!
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