涼宮ハルヒの覚書

涼宮ハルヒシリーズの小説・アニメ・その他関連することに関する覚書(メモ)です。

「涼宮ハルヒの消失 プレミアムフィギュア」がキャストオフできる件(動画あり)。 #haruhi

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上記の「涼宮ハルヒの消失 プレミアムフィギュア」についての、掲題通りの余談です。

えっちなのはいけない派の人は要注意なので、いけなくない派の方だけ以下ご覧ください。

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「涼宮ハルヒの消失」ひとり実況とみなさまとのやり取りをまとめました。 発動編 #haruhi

 

公式ガイドブック 涼宮ハルヒの消失

公式ガイドブック 涼宮ハルヒの消失

 

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昨日私が「涼宮ハルヒの消失」を見ながら一人でつぶやいていたやつのまとめの後編です。後半に行くに従い、徐々にテンションがアレな方向に向かっていくのが確認できます。

 

重ね重ねになりますが、これは私個人の感じたことを書き留めたものですので、いち感想として楽しんでいただけますようお願いいたします。

また、コメント引用NGな場合は、お手数ですがその旨ご連絡くださいませ。

それでは以下どうぞ。

 ※映画批評、ここでした。

この批評はシリーズのファンではない外部の素朴な視線としてかなり面白いのでオススメです。

movie.maeda-y.com

あと願わくば、実写映画化版の批評をする日がこないことを望む。

 おもろい

 

閑話休題

 

「涼宮ハルヒの追想」 長門有希の落し物BOX

「涼宮ハルヒの追想」 長門有希の落し物BOX

 

これか…ゴクリ。

 

 

 一緒というか、シチュエーションが似てました。

 

 とりあえず冒頭だけでも読まな!(はまるフラグ)

 

 

 

優しい忘却

優しい忘却

 

 

という感じでした。面白かったです(KONAMI感)。消失未見の方は、ぜひ見てみてください。

いつかちゃんとした真面目な感想や考察も書いてみたいですが、その前に原作の続きを読んだりご紹介いただいたゲームもやってみたいですね!

あと、Blu-Rayの特典のシナリオ本も、結構原作小説にない描写がト書きで多く記されていたので、こちらも読んでみたいと思います!

 

涼宮ハルヒの消失 限定版 [Blu-ray]

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涼宮ハルヒの消失 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの消失 (角川スニーカー文庫)

 

 

 

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「涼宮ハルヒの消失」ひとり実況とみなさまとのやり取りをまとめました。 接触編 #haruhi

 

涼宮ハルヒの消失 限定版 [Blu-ray]

涼宮ハルヒの消失 限定版 [Blu-ray]

 

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昨日、上記の記事を書いていて「そういや消失最近見てないな。久しぶりに見てみるか」と思ってしまったのが運の尽き。その後外出する用事も忘れて半日消失ひとり実況に費やしてしまいました。いやぁー、映画って本当に素晴らしいものですね(水野晴郎)。

そんなダラダラ一人実況だったのですが、結構見てくださっていた方が多く反響も多かったので、せっかくなのでつぶやきやみなさまとのやり取りをまとめてとっておきたいと思います。togetterを使うことも考えたのですが、思いのほかはてなブログが見やすく編集もしやすかったので、いつものブログ形式で参ります。

 

もちろんですが、これは私個人の感じたことを書き留めたものですので、いち感想として楽しんでいただけましたら幸いです(別に映画に客観的な評価をしたいとかそういうのではないです)。

また、コメント引用NGな場合は、お手数ですがその旨ご連絡くださいませ。

それでは以下どうぞー。

 

機動警察パトレイバー2 the Movie [Blu-ray]

機動警察パトレイバー2 the Movie [Blu-ray]

 

 ※パト2も別ベクトルで面白い映画でオススメです。

 

 

 

 ※この件、消失本編の最後の方で答えがありました。

いとうのいぢ画集    ハルヒ百花

いとうのいぢ画集 ハルヒ百花

 

本タイトル微妙に間違ってた…でもマジでオススメですので!!

 

 

 

 

 

すごく長くなってしまったのでここで一度中断し、後編に続きたいと思います。

 

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余談ですが、晩飯中に妻に

キョンひどくね? 落ちた栞、拾わせてあげればいいじゃん。どうせすぐ世界改変するんだから、入部届返すとかしなくてもいいじゃん。ドSすぎね?」

と言ったところ、

キョンなりの誠実さなんじゃない? もしかしたらキョンが世界移動するだけで消失世界はそのまま残って、長門はずっと待つ事になってたかもしれないわけだし。待たせるのも悪いじゃん」

とのことでした。仰る通りでございます。

 

 

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Chaos TCG エクストラブースター「長門有希ちゃんの消失」発売記念! 私が引いたカードを紹介するよ! #haruhi

 

本日(もう昨日ですが)11月13日(金)は、ChaosTCGというトレーディングカードゲームのエクストラブースター「長門有希ちゃんの消失」の発売日でした。

私はTCGは一昔前にガンダムウォーというのをやっていたくらいで今はもう離れてしまって久しいのですが(実はガンダムクロスウォーというのをまたやろうとしているのですが、それはさておき)、せっかくの新商品なので買ってみました。

 

1パック6枚入りで、うち2枚は絶対にキラキラした特別感のあるカードが入っている親切設計です。その分1パックあたり420円くらいと結構お高め。ガンダムウォーは1パック12枚入りで360円くらいじゃなかったかな? まあその分キラキラしたのはあまり入っていませんでした。カードの材質も有希ちゃんの方が硬くてしっかりしています。

また、極稀に声優さんのサイン入りのカードも入っているそうです。今回は桑谷夏子さん(朝倉さん)、後藤邑子さん(みくるちゃん)、松岡由貴さん(鶴屋さん)、平野綾さん(ハルヒ)のサインが入っていることもある、とのこと。

 

…は?

 

主人公二人の声をあてた、茅原さんと杉田さんは!!??

 

これが長門有希ちゃんの消失ってこと…??

 

まあこのスタッフィングはマジで謎なんですが、主役二人は今後何かの特典とかで出てくるのでしょう。

あと、古泉君くん役の小野大輔さんとかどうなるの? という気もしないでもないですが、よく分かりません。仕方ないのかもしれません(?)。

 

閑話休題

 

ハルヒ好きの私としてはもちろんハルヒのカードがほしかったところですが、さてさて。以下引いたカードを紹介していきたいと思います。

 

このゲームではカードのレアリティ(レア度)は、スペシャル>ダブルレア>レア>コモンの4段階で、そのうち何種類かにはキラキラしたホロ仕様のカードがあるという仕組みだそうです(キラキラ=レアとは限らない)。

本来であれば「こんなレアなカードをゲットしたぜ!」とレア度の高いものを自慢するところなのでしょうが、今回はただのコレクションなので、ゲットしたカードの中でキラキラした豪華っぽいカードのみご紹介いたします。

合計9パック買って、1パック当たり2枚のキラキラカードが入っているので、全部で18枚の豪華なカードをゲットしました。

 

なお、カードの画像はChaosTCGのサイトのカードリストからいただきました。他にもいろんなカードがあるので、興味のある方はぜひ見てみてください。

カードリスト | ChaosTCG|カオス

 

□キラキラしたキャラクターカード

長門有希の親友「朝倉 涼子」

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・癒し系の先輩「朝比奈 みくる」

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上記2枚はダブルレアでした。なお、写真はキラキラしていないカードのものなので、ホンモノはもっと豪華というか派手です。

 

・誤解を招く証言「鶴屋さん

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ハルヒを慕う「古泉 一樹」

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・素早い反応「キョンの妹

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・夏を満喫「キョンの妹

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何故かキョンの妹は2種類も出ました…下のカードはレア、上のと古泉君と鶴屋さんはコモンでした。

 

□キラキラしたエクストラカード

ルールがよく分からないのですが、なんかエクストラな感じのカードです。

・初めての出会い「長門 有希」

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・突然の連行「朝比奈 みくる」

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・幼き日の思い出「涼宮 ハルヒ

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やっと出ました、ハルヒ(中)。

なのですが、不思議なことに、カードリストに登録されている上記画像と、私の手元にあるカードは絵柄が違っておりました。

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微妙に表情が違う…

ガンダムウォーの時もパラレルレアという名前で、効果は同じカードなのに絵柄が違うものがありましたが、その類でしょうか? にしては変化が乏しいような…謎です。

 

・ホッと一息「古泉 一樹」

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・遊びに来た「朝比奈 みくる」&「鶴屋さん

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みくるちゃん通算3回目。みくるちゃん運が良かったようです。

 

・部室占領「涼宮 ハルヒ」&「古泉 一樹」

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2枚目のハルヒはなんとハル古ペア。キョンハル・ハルキョン私としてはなんともぐぬぬ

なお、古泉君も通算3回目。

 

□キラキラしたイベントカード

作中のイベントを表現したカードのようです。

・七夕の願い事

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このカードも、カードリストにある上記の画像と、私の手元にあるホロ仕様のものとで絵柄が違っておりました。

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うん、こっちは、絵柄が全然違うけどカードの効果は同じなので、ホロ仕様だから絵柄も違うよ、という種類のものなのでしょう。

そう考えると、先のハルヒの表情違いはほんと一体何だったんだという気がしてきます。。

なお、ホロ仕様は2枚引いたものの、ホロ仕様でない方、つまりハルヒの絵のカードは1枚も引きませんでした。どういうことなの…

 

・一瞬の出来事

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・夜空に咲く大輪

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キョン初登場(半分だけ)。長門は通算4回目。

 

□キラキラしたセットカード

他のカードにセットするんでしょうか? なカード。

・みくるファン倶楽部会員証

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このカードも2枚引きました。

 

以上、16種18枚のキラキラカードでした。

上記の通りですが、ホンモノはもっとキラキラしていてキレイです。コレクションにはいいと思います。

 

で。

 

キョン(単独)は? 光陽園学院制服のハルヒは??

なんでここ(手元)にないの??

 

おれの手元にあるキラキラカード、なんで古泉くんばっかりなん???(まあ、これはいい)

 

 

□キラキラしてなかったけどまあまあよかったカード

・夏を満喫「涼宮 ハルヒ

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水着のデザインはどうかと思いますが、なんといってもポニテハルヒです。

余談ですが「有希ちゃんの消失」のハルヒは、京アニ版のハルヒに比べてスレンダーかつ出るところは出ていて、割と小説でのキョンの描写には忠実です。京アニ版は顔も丸いし、全体的に少し柔らかい感じ? どっちもいいと思いますけどね。

 

カッパ探し「涼宮 ハルヒ

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シーンはいいけど、もうちょっとかわいい表情の絵が良かったな…

 

・挨拶する「森 園生」

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まさかのラインナップ、森さんです。新川さん、多丸兄弟ファンにはここで残念なお知らせがあります(以下略)。

私は入手できませんでしたが、谷口と国木田もラインナップされていました。

 

 

□私が本当に必要だったもの。

・好奇心の追求「涼宮 ハルヒ

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ハルヒのキラキラ、ほしかったなあ。

 

・星空の下で「キョン

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そうそう。こういう普通のキョンよ。これでいいんだよこれで。

 

・貰ったものは――「涼宮 ハルヒ」&「キョン

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いいカードあるやん。これよこれ。この二人のツーショットよ。

しかもこれ一番手に入りやすいはずのコモンじゃん。

 

なんでこのカードうちに来なかったの??

 

 

という感じでした。

あ、当然のようにサインカードは当たりませんでした。平野さんのと後藤(強)さんのがほしかったけど、カードショップでは現在1枚3000円、4000円~で取引されているようです。ひー。

 

 

以上です。

上記を見てみて、興味を持たれた方は最寄りのカードショップ・ホビーショップでさくさくっとお買い求めになってもいいかもしれません。

そしてもしあなたがハルヒ派でなければ、ぜひ私とトレードしましょう。

 

すべきです。

 

してください。

 

(おわり)

 

 

「涼宮ハルヒの消失 プレミアムフィギュア」がただの再販じゃなかった件。 #haruhi ※20151126追記

※20151126追記 魔改造に関しては別記事にしました。

※20151111追記 ふぃろさんの調査について追記しました。

 

こんにちは。本日11月11日はポッキーの日。というわけで、本日は今月再販が決まった「涼宮ハルヒの消失 プレミアムフィギュア」が届いたのでレビューいたします。

 

 ※上記は2011年版です。

 

このフィギュアは元々2011年にゲームセンターのプライズの景品として出ていたもので、今回(2015年11月)何故か急にまたゲーセンに並ぶことになったものです。どういう判断なのか全く分かりませんが、セガプライズさんナイスです。

なお、私は近所のゲーセンで見かけなかったので(早すぎたのかも)、モバクレというオンラインのクレーンゲームサービスで取ってみました(20151112現在、モバクレではもう売り切れてました)。

ネットからの遠隔操作ということで慣れなかったものの、ゲーセンに比べてその分甘めに設定されているようで、1,000円分の課金で見事ゲットできました。長門は2011年の時にゲットしていたので、今回はハルヒのみ。

余ったポイントを有効利用しようとしてやめとけばいいのに長門有希ちゃんのぬいぐるみに手を出し、もう500円分追加して、結局取れませんでした。深追いは禁物。

 

 

なお、ニコニコヤフーでも同様のサービスをやっているようでしたので、元々ポイントやカード登録をしているところでやればスムーズかもしれません。もちろん、ゲーセンの店舗でプレイしてインカムに貢献するのもよし。

 

閑話休題

 

ゲットから3日後、モバクレさんから我が自宅に届きました。

 

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じゃーん。

先のAmazon内の2011年度版と比べてみると、箱のデザインは少々変わっているようです。

 

早速開けてみました。

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見まごう事なき、北高潜入前の消失ハルヒです。

 

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私の写真では色がつぶれてしまっていますが、濃い茶色の髪の毛です。色はマット。

シャツにはグラデーションなどはかかっていないものの、立体感があるので自然な陰影が出ています。とはいえ、お色気フィギュア的な強調もなく、シャツ1枚なのにセクシーと言うよりはスポーティーで清潔感がある感じです。

 

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背面。キョン氏曰く「魅力度36%増」のポニーテールです。地味にロングポニテハルヒのフィギュアは貴重です。写真では白い点(反射?)が見えますが、実物は綺麗な茶色です。

このフィギュア、地味に体とシャツをしっかり別パーツで制作している凝った作りのため、襟ぐりの辺りはちゃんと隙間があって妙にリアルです。健康的なエロス。

 

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後姿。はいているのはキョンのジャージなので、ぶかぶかです。体のラインをしっかり覆っているため、エロさはほぼ皆無です。かわいいといえば、かわいい。

台座はいつものHマークに雪の結晶があしらわれた、消失イメージのものです。

なお、シャツとジャージの横部分に分割線がありますが、目立たないので気になることはあまりないでしょう。

 

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最後に2011年度版の長門とのツーショット。当時、コート姿の長門のフィギュアは他にあまりなかったので、物珍しさにゲットしていたのでした。通常のプライズフィギュアに比べてサイズが大きく、作りもシンプルながら悪くなく、しかもどちらもあまり他で立体化されていないシチュエーションなので、未だに一定の価値はあると思います。

ハルヒ長門の大きさはだいたい同じくらいか、ややハルヒの方が大きめ。設定的には長門が154センチ、ハルヒが158センチなのでハルヒの方がもうちょっと大きくてもいいですが、違和感はありません。

 

と、ここで気付いたのですが。

 

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あれ、2015年度版のハルヒ(左)と2011年度版の長門(右)とで台座の形が違う?

 

 

あいにく私は2011年度版と2015年度版を片方ずつしか持っていないので、他の写真などで確認してみました。

 

 

あ! やっぱり2015年度版は、長門ハルヒどちらも台座にロゴデザインが入ってます!

 

念のため、2011年度版が両方無地だったかも、いくつかのレビューを見て確かめてみました(私が別のフィギュアの台座と取り違えている可能性もあるため。。)。

 

blog.livedoor.jp

chikyuza.seesaa.net

 

うん、確かに2011年度版はどちらも無地の台座だった模様です。

 

ということは、2015年度版は単に再販・再生産というわけではなかったようですね。変なタイミングでの再登場だったので「もしかして2011年の初版がセガの倉庫に死ぬほど余ってて、在庫処分でラインアップされたのでは?」と卑屈な仮説もあったのですが、少なくともパッケージと台座と作り直しているので、2015年度版は正真正銘新規制作と考えてよさそうです。

 

2015年度版は、単なる2011年度版の再販ではなかった。ということは、台座とパッケージ以外にも、新しいところがあるかもしれない! と思って、ジロジロ見てみました。

 

結果を申しますと、ありました!

 

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ハルヒのほっぺを見てください。写真が悪いので見えるかわかりませんが、見えるでしょうか…??

 

なんと、ほっぺにピンクの塗装が施してあります!!

 

2011年度版のレビューを いくつも見てみましたが、長門の頬がピンクなのに言及するサイトはいくつもあるものの、ハルヒのほっぺについて言及しているサイトは私の見る限り皆無でした。アップの写真を見ても、2011年度版のハルヒの頬にはピンク色の塗装は確認できません。

 

※20151111追記

フォロワーのふぃろさん(@phiror)が現物にて確認してくださいました。やはり2011年度版のハルヒにはチーク塗装はなかったようです!

 

一方、2011年度版のハルヒは、伸ばした肘のところにグラデーションが施されていたようですが、2015年度版ではその塗装はオミットされています。

 

というわけで、2015年度版は2011年度版の再販ではなく、仕様変更品だったと結論付けるのが正解のようです。

極度の肘フェチであれば2011年度版がオススメということになりますが、そうでなければハルヒのほっぺがピンクなこと一点で、個人的には2015年度版が断然オススメです。

 

このジャージのシーン、このサイトをご覧の諸氏はよくご存じかと思いますが、消失ハルヒキョンのジャージを着て北高に潜入する直前、キョンの提案でポニーテールにした瞬間を形にしたものだと思われます。

その際、キョンが上記の「魅力度36%増になったように見えるぜ」というセリフを吐くわけですが、このほっぺのピンクは、タイミング的にそのセリフへのアンサーと考えて間違いないでしょう。そう考えると、この一見ハルヒらしい決めポーズも、照れ隠しのように思えてきます。

 

カワイインジャアアアアアアアア!!!! 殺す気か!?

 

2015年度版のセガプライズの担当、グラデーションの箇所を変更するだけで、工数はそのままに、既存フィギュアにこんな物語性を付与するなんて…並のハルキチ*1じゃないですね。セガプライズには魔物が棲んでいるのかもしれません。というか、そもそも2015年に2010年公開のアニメ映画のフィギュアを唐突に再度リリースするなんて、魔物が棲んでいると考えるのが妥当です。

 

 

というわけで、セガプライズに足を向けて寝れなくなったポッキーの日でした。

2015年版はハルヒ好きにはとにかく買いだと思うので、ハルキチはもちろん、ハルヒストの諸氏はぜひ入手の上、いろんなシチュエーションを想像してお楽しみください。

 

 

 

 

*1:ハルヒキャッチャーの略です。

ハルヒ本レビュー 『ストロボ・サマー!』 #C88 ※18歳以下閲覧禁止です。

C88から数か月経ち、もうC89も迫っているところですが、家に帰るまでが遠足なのと同じように、いしじまえいわ的にはC89が始まるまではC88です。

というわけで(?)、今回はサークル「にわとりとわに」さんによるキョンハル同人誌『ストロボ・サマー!』のご紹介です。

えっちなやつなので、18歳未満のみんなは読んではいけません。下の表紙の写真だけでガマンしてください。

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キリスト教雑誌「Ministry」vol.26のハルヒ特集について(と、ハルヒを応援する山本弘氏の話)。

以前、上記のようなつぶやきを見つけて「ウム、縁遠い宗教雑誌とはいえハルヒの特集があるならチェックするしかあるまい」と思い、実際に買って読んだのですが、紹介しそびれていたので今します。

 

Ministry(ミニストリー) 2015年 08 月号 [雑誌]

Ministry(ミニストリー) 2015年 08 月号 [雑誌]

 

 

結論から言いますが、この特集自体はファンの方としては別にチェックする必要のあまりない記事でした。

というわけで、まずはどうがっくりだったのかをご紹介いたします。

 

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タイトルは「『涼宮ハルヒの憂鬱』にみるキリスト者の選択」で、ほぼ巻末に近い88ページ・89ページの見開き部分の特集です。

どんなことが書かれているのかを要約しますと、ぶっちゃけ「セカイ系」の説明で、エヴァからの系譜の中でハルヒの作品説明をしているだけです。話の主題は「セカイ系」についてで、その補足としてハルヒという作品の存在が語られている程度です。なので、作品としてのハルヒの考察や読解はほぼありません。むしろエヴァの話の方が多いくらいです。

唯一、文末の数行でハルヒの作品にも少々絡むセンテンスがありますが、以下のような感じです。

 

キョンハルヒを選ぶために自問自答した。「Ready? その設問に、おまえはイエスと答えたんだ」。神の問いかけに、あなたは誰の名前のついた世界を選ぶのだろう。

 

その「イエス」は人の名前じゃねえよ! ダジャレかよ!!*1

 

というわけで、よっぽどのハルヒファンの方でも、この特集のためだけにわざわざ取り寄せる必要はないかなあ、というのが個人的な所感です。

せっかく劇中でも古泉君の口から「神」という単語が出てるのだから、キリスト教サイドからのもっとガチの考察が読みたかったなあ。しっかりしてくださいな、波勢邦生さん(この記事のライターの方)。

 

 

という感じだったのですが、じゃあ雑誌としてつまらない・読みどころのない本だったかというとさにあらず。他のコーナーは結構面白かったです。

というわけで、以下、他のコーナーをほめます。

 

たとえば、SF作家の山本弘さん(グループSNEを作ったりと学会をやったりしていた人)に宗教について尋ねるインタビュー記事や、香山リカさん(ファミ通で「尻に目薬目に坐薬」というコラムを書いていた人)が老人ホームの経営者と対談する記事など、オタクサイドでも結構有名な人が出ていて(たまたまだと思うけど)、読みやすい記事が多かったです。

 

特に前者の特集『ハタから見たキリスト教 ニセ科学もカルト宗教も楽しんで免疫を作る SF作家 山本弘さん』は面白かったです。

SF愛好家特有の不思議を面白がって求める立場から見た宗教の話に始まり、人種差別、オタク差別、右傾化、そして急に艦これの話(オタク達は単純に右傾化してるのではなくて、ゲームと現実を区別してフィクションとして楽しんでるよ)、ニセ科学、「体感治安」ときて、最後に宗教に期待することについてまで、かなり幅広く、いろんな面から宗教や世の中のことについて語っています。

終始、神様信じていないサイドからの話だし、インタビュワーも無理に「神を信じろ!」というわけでもないし、普通に読み物として自由な感じで面白かったです。

というか、不思議を面白がって探究し、UFOだろうが宗教だろうがオバケだろうが都市伝説だろうが楽しむ山本氏のスタンスがまんまハルヒと同じで、むしろこっちのコーナーの方がよほどハルヒ特集だった気がします(逆に、ハルヒのあの性格は、それ自体が「SF」だったんだなあ、とも思いました)。

 

山本弘氏と言えば、ごく初期からハルヒを面白がっていた人の一人です。ちょっと「山本弘 ハルヒ」で検索しただけでも、彼のブログのこんな記事があたりました。

hirorin.otaden.jp

 もうひとつ、共感を覚えたのは、モユルがデビュー当時の高橋留美子の作品を読んで、「今のサンデー読者にこれがわかるわけがない!」「俺だけは認めてやろう!!」などと偉そうなことをのたまうくだりである。
 まったく同じこと、僕もやった!
うる星やつら』の連載がはじまった当初、「これは面白いけど、マニアックすぎて読者に受けないだろう」と思ったよ。せめて僕だけでも心の中で応援してやろうと。
 今思うと、恥ずかしいなあ。
 実はずっと後になって、同じ失敗をやらかした。『涼宮ハルヒの憂鬱』を出版直後に読んで、「これは面白いけど、若い読者に受けないだろう」と思ったのである。この話は僕がSFファンだからこそ納得でき、共感できるのであって、SFの素養がない人間はついてこれないだろうと。だから、せめて僕だけでも応援してやろうと、『monoマガジン』の連載で取り上げたりもした。
 その後のことはご承知の通りである(笑)。
 それ以来、自分の「これは受ける」「これは受けない」という直感は、絶対に信用しないことにしている。

 

うーん、このmonoマガジンの連載も読みたくなってきた! 山本弘氏とハルヒのライン、SFとしてのハルヒのラインでも、これからいろいろ調べていこうと思います。

 

というわけで、結果的にはいい出会いがあったので、買ってよかった「Ministry」でした。ハルヒ特集をしてくれてありがとう、波勢邦生さん。

 

 

おまけ。

というか、山本弘氏もこの特集についてご存知でした。

あなたの記事の方が面白かったですよ!(幸か不幸か…)

*1:しかもこれは「憂鬱」じゃなくて「消失」のシーンだよ。